アイルランドの視点
The Irish Timesによるとアイルランドの財務省から
クラウドコンピューティング活用への警告が電子メールで送付されたようだ。そのサブジェクトは「cloud computing warning」だったそうです。警告の理由としては、やはりセキュリティ上の懸念があげらる。
米空軍は防衛用のセキュアクラウドの設計へ
一方、米国では米空軍が、防衛や諜報に耐えるだけの能力を備えたセキュアなクラウドの設計とデモンストレーションをIBMに発注したことが発表された。
このプロジェクトでは、IBMの研究所の専門家たちと空軍とがセキュアなクラウドが実現できることを証明しデモンストレーションすることを目指している。
米国はクラウドの採用に積極的に取り組んでいる。クラウドによるサービスを庁月するためのポータル、
「Apps.gov」を立ち上げている。クラウドコンピューティングの展望
アイルランドのようにクラウドの利用に対して警告を発することも、米空軍のようにクラウドのプロジェクトに取り組むことも、いずれもレベルは違えど基本的には
「クラウドはまだセキュアではない」といえる。
こうしたクラウドの課題をいかに解決していくのか、法的な枠組みや技術的な方法などの組み合わせは国ごと、地域ごとに異なるでしょうが、政府の採用や軍の取り組みは、クラウウドのセキュリティや信頼性の向上にとって大きな一歩となるだろう。
The Irish Times