ドイツ、大連立政権の樹立で合意！

ドイツのメルケル首相率いるキリスト教民主同盟（CDU）とゼーホーファー党首率いる姉妹政党・キリスト教社会同盟（CSU）は、5週間の連立交渉の末、最大野党である社会民主党（SPD）と大連立政権の樹立で合意した。シュピーゲル誌オンライン版などのドイツメディアが27日、一斉に報じた。

今年9月の総選挙で、CDUが大勝したのだが、わずかに過半数に届かず、SPDとの大連立に向けた協議を進めていた。185ページにもわたる連立協定書は、各党の主張がうまく振り分けられた感じだ。

Image:by Michael Panse

今後の動きとしては、12月6～12日の間に、連立合意についての是非を問うSPD党員による郵便投票が行われる。全国にいるSPD党員47万5000人のうち20％、つまり約9万5000人が投票する必要がある。投票人数に達しなかった場合は、特別党大会の開催となる。結果発表は12月14日。

すべてが計画通りに進めば、大連立政権の誕生となり、12月17日、メルケル首相は3度目の首相に就任する。閣僚ポストの発表は、SPD党員投票後になるという。現在、判明していることは、SPDが6ポスト、CDUが5ポストと首相府長官、CSUが3ポストに就くということだ。

もし、SPD党員による投票で承認されなければ、CDUは緑の党との連立交渉に入ることとなる。




シュピーゲル誌（Spiegel Online）　Regierungsbildung: Darauf haben sich Union und SPD geeinigt
http://www.spiegel.de/politik/935607.html