与謝野氏起用に50％「評価しない」内閣支持率は微増（朝日新聞世論調査）

15日と、16日に朝日新聞社が実施した、電話による全国定例世論調査で、内閣改造で与謝野馨氏が経済財政担当相として入閣したことに対し、「評価しない」との回答が50%に達し、「評価する」の31%を大きく上回る結果となった。

一方、改造後の菅内閣支持率は26%と、昨年12月に実施した際の21%に比べ5ポイント増、「不支持」の回答も前回の60%から54%に減少と、支持率が微増する結果となった。ただし、菅直人首相に「期待する」との回答は、前回と同じ水準の35%で、内閣改造の効果はいま一歩という結果となった。

今回の内閣改造で、焦点となっていた、仙谷由人官房長官の交代ついては、47%が「評価する」と回答、「評価しない」の34%を上回り、枝野幸男氏を後任に起用した事については、「評価する」が41%に対し、「評価しない」が39%と、意見がわかれる結果となった。

社会保障と税の一体改革について、菅首相が、その財源として消費税引き上げに積極的であることを紹介した上で、菅首相の姿勢に対して質問したところ、「評価しない」が48%と「評価する」39%を上回った。

また、菅首相が重要政策としている、環太平洋パートナーシップ協定＝TPP交渉への参加に関連した、農産物の関税率引き下げと、貿易の自由化については、「賛成」41%に対し「反対」39%と、こちらも見解のわかれる結果となった。



asahi.com『与謝野氏起用「評価しない」５０％　朝日新聞世論調査』
http://www.asahi.com/politics/update/0116/TKY201101160341.html

菅総理の動き 菅第ニ次改造内閣の発足|首相官邸ホームページ
http://www.kantei.go.jp/jp/kan/actions/201101/04kaizou.html