民主党代表線で、菅首相と小沢氏は猛暑の中、新宿の立会演説会で舌戦を繰り広げた。両者が狙うのは、34万人余りの党員・サポーター票である。
菅首相はクールビズでノーネクタイ、腕まくりをしていたが、小沢氏はきっちりとスーツを着込んでいたのが印象的だ。
菅首相は「今新薬を開発して、それを使おうと思っている。その薬の名前は『日本を元気にする薬』」と訴え、さらに「元気な経済を取り戻すキーワードが一に雇用、二に雇用、三に雇用」と雇用対策の重要性を掲げた。
一方、小沢氏は「財政出動は、小出しにするのでは本当の効果が上げられない。補助金を地方自治体に自主財源として一括交付する仕組みをぜひともやっていかねばならない。私が総理になれば言葉でなく、現実の結果を出す」と訴えた。
同じ党なのに、首相になれなければ政策を実行できないというのはおかしいのではないかと思う。