LPWA(LoRaWAN)プラットフォームを実証フィールドとして
株式会社TOKAIコミュニケーションズは16日、静岡県藤枝市が公募した「IoT(LPWA)プラットフォームを活用した公共テーマ型実証実験事業」に採用されたと発表した。
藤枝市は現在、ソフトバンク株式会社と共同でLPWA(LoRaWAN)を活用したIoT専用プラットフォームの構築を推進中である。このプラットフォームは市内ほぼ全域をカバーすることが可能となっている。
LoRaWANとは、LoRaというIoT向け無線通信技術を使ったネットワークのこと。LoTの普及に伴い、少ない消費電力で広いエリアをカバーする無線通信規格の1つがLPWA(Low Power, Wide Area)と呼ばれている。LoRaが基地局やモジュールなどの物理的な規格であるのに対して、LoRaWANはネットワーク通信技術の規格である。
ICTの効果的利用でサービスを向上
TOKAIコミュニケーションズは、静岡市に本社を置き、情報通信分野で幅広いサービスを展開している。
同社は今後、「脅威を可視化する統合監視ソリューションEnvigilant」を使って、市民や観光客の安心安全の向上に寄与する実証実験をIoT(LPWA)プラットフォーム上で行う予定だ。具体的には、富士山静岡空港と藤枝駅間を結ぶアクセスバス車両内外の大気状況と車内環境を可視化すること。
事業期間は、平成29年12月1日から平成32年3月31日までの任意の期間。この実証実験の目的は、同市におけるIoT技術の発展と、それによる産業競争力向上や豊かな暮らしの実現に寄与することである。
藤枝市は将来的にICTを効果的に活用し、市民の安全安心の向上、地域産業の振興や公共サービスの向上に努めたい考えだ。
(画像はプレスリリースより)
株式会社TOKAIコミュニケーションズ プレスリリース(PDF)
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