768人の性犯罪者の情報を顔写真付きで公開
ポーランド法務省は1月1日、性犯罪者の名前や生誕地、現住所、顔写真などの個人情報を誰でも閲覧できるウェブサイト上のデータベースに公開したと発表した。
公開されたのは、15歳未満の子どもへの性的虐待や残忍な婦女暴行で有罪となった768人。登録は順次更新されるという。
データベースは、インターネット上で登録やログインなどする必要がなく、無料で利用できる。また、名前や都市名で検索することが可能だ。
犯罪者を監視し、犯罪を未然防止
今回、公開に踏み切ったことに対し、ポーランド法務省は、「危険な性犯罪は、今後ますます増加する可能性がある」と説明する。さらに、危険な性犯罪者情報を住民に知らせることを定めた米国の法律を例に「犯罪者を監視し、犯罪を未然に防ぐのに有効だ」と強調した。
また、特定の機関や当局に閲覧を限定したうえで、児童ポルノを含む2614人の性犯罪者の情報も登録されている。
法務省は、学校長らに、職員を雇用する際に必ずデータベースをチェックするよう義務付けた。もし、有罪判決を受けた性犯罪者を雇った場合は、懲役または1000ポーランド・ズウォティ以上の罰金刑に課せられる。
(画像はプレスリリースより)
ポーランド法務省 プレスリリース
https://www.ms.gov.pl/