ArcGIS Onlineを利用した「交通事故状況公開システム」
ESRIジャパン株式会社は9日、山形県警察本部が同社のクラウドサービス ArcGIS Onlineを利用した「交通事故状況公開システム」の運用を開始したと発表した。
交通事故情報は、Webマップ形式で山形県警ホームページ上の「山形県警察本部マップギャラリー」で公開されている。
山形県警は交通事故の発生を防止するために、時流に合った効果的な施策を模索してきた。そこで今回クラウド型の地理情報システム(GIS)を活用し、「交通事故状況公開システム」を構築するに至った。
Webマップ上に交通事故情報を公開することにより、県民が交通事故発生の状況を把握し、それを通じて交通事故防止につながることが期待される。
5種類のWebマップ
現在「山形県警察本部マップギャラリー」には、パソコン利用者向けサービスとスマートフォン向けアプリを含め、
「交通事故発生状況マップ(スマートフォン)」「交通事故発生状況マップ」「周辺の交通事故発生状況マップ」「交通事故発生状況ダッシュボード」「毎月の交通事故発生状況(月別スライダー表示)」の5種類のWebマップが公開されている。
今まで目に見えにくかった交通事故情報が、地図上にビジュアル化されることにより、問題を共有し、交通事故防止対策推進に役立つことが見込まれる。
山形県警は、今後もシステムの機能や公開する情報の内容に関して、バージョンアップを行い、交通事故防止に向けてより良いシステムの構築を目指していく意向だ。
(画像はプレスリリースより)
ESRIジャパン株式会社 プレスリリース
https://www.esrij.com/news/details/104225/山形県警察本部マップギャラリー
https://police-yamagata.maps.arcgis.com/