得票率53%を獲得
スロベニアで12日、大統領選の決選投票が行われ、現職のボルト・パホル大統領(54)が2期目の当選を果たした。シュピーゲル誌オンライン版などドイツメディアが12日、報じた。
大統領の任期は5年。同国の大統領は儀礼的役割が中心だが、軍の最高司令官でもある。全ての成人した国民による普通選挙で直接選出される。連続して大統領職に就けるのは2期まで。
選管によると、開票率93%の段階でパホル氏は得票率約53%を獲得、接戦を制した。対立候補の元コメディアンでカムニク市のシャレツ市長(39)は、得票率47%だった。同氏は敗北を認め、パホル氏を祝福した。
インスタグラム大統領
3週間前に行われた第1回投票では、パホル氏は得票率47%で、わずかに過半数に届かなかった。2位につけていたシャレツ氏は得票率25%だった。
第1回投票の投票率は40.7%と非常に低く、今回の決選投票では、40%を切る最低の投票率となり、前回の投票率をさらに下回った。
パホル大統領は「インスタグラム大統領」として名を知られており、フォロワーはおよそ4万人。同氏は元モデルでもあり、国民議会議長、首相、大統領の3つの要職を務めた唯一の政治家である。
スロベニアはEUのなかで、高い成長率を記録している国の一つである。2018年は、4.0%の経済成長率が予測されている。
(画像はflickrより)
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by veni markovskiSpiegel Online(シュピーゲル誌オンライン版)
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