福島第1原発の事故を理由に宿泊拒否
厚生労働省は、3月19日に、福島第1原発の事故を受けて、県外へ避難した福島県民に対して、旅館やホテルなどが、宿泊拒否しないように指導を要請する通知を、各都道府県に提出した。
厚生労働省によると、福島県から県外へ避難した住民らが、福島第1原発の事故を理由に、宿泊を拒否されてという苦情が数件寄せられているほか、福島県からの避難者の受け入れに関する問い合わせが寄せられているという。
枝野官房長官「風評に惑わされないで」
厚生労働省では、避難してきた住民らが受けた、放射線の量はごく限られた量で、福島から逃げてきただけで、過剰に反応して、宿泊拒否することがないよう、都道府県に指導を求めている。
民主党の枝野幸男官房長官も3月19日の会見のなかで、宿泊拒否について「そうういう事象が一部聞こえてきている」と、述べた上
受け入れられることについては、基本的にはまったくリスクはない
と、明言し
風評に惑わされることなく、大変お困りになった状況のなかで苦労されているみなさんについての受け入れについては、ぜひ安心してお受け入れをお願いしたい
と、冷静な対応を求めた。
NHKニュース「福島の避難者を“宿泊拒否”」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110319/t10014780791000.html
J-CASTニュース『福島からの避難民「受け入れ拒否」問題 揺れる旅館業界、ネットにも非難続出』
http://www.j-cast.com/2011/03/20090906.htmlasahi.com「枝野官房長官の会見全文〈19日午後4時過ぎ〉」
http://www.asahi.com/politics/update/0319/TKY201103190377.html厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/index.shtml