口蹄疫(こうていえき)の被害が続く中で参院選を迎える宮崎選挙区では、感染拡大の防止に気を配り、選挙カーに「消毒車」を付けるなどの異例の措置を取っている。
宮崎県では11市町に口蹄疫が発生し、感染を抑えるため家畜などの移動制限区域が設定されている。全県を回るには、この移動制限区域を通過しなければならない。
「選挙カーが通った後に発生したら、なんて言われるか」と、選挙陣営は「握手の自粛」や「選挙カーからなるべく降りないこと」などを通達している。
宮崎の選挙陣営は、トラックに消毒液タンクと噴霧器を積み込み、遊説の自転車や選挙カーに吹きつけ、文字通り「クリーン」な選挙運動に努めるという。