長崎県の新たな試み
長崎県では、「長崎県自治体クラウドサービス」を、平成21年12月に開始しました。24時間365日いつでもどこでも電子申請が行えるシステムです。PCだけでなく、携帯電話からも利用可能で、IDやパスワードも不要です。場所を問わず、時間も問わず利用できるものです。
今までとは違う
今までも公的な電子申請システムは存在しましたが、公的個人認証システムをもたなければならず、一個人が利用するとなると、どうしても面倒で、電子申請をあきらめていた人も多いはずです。しかし、本サービスでは公的個人認証が不要です。このことが利用者を増やすポイントの一つになると思われます。
また、保守・点検は、地元IT企業に業務委託しているため地域のIT企業活性化にもつながります。
他の県にも波及するか
導入時には初期費用として85万円かかりますが、その後、年間利用料は住民1人あたり10円と格安なので、小さな市町村にも導入しやすいシステムです。このような試みが他の県や公的機関でも導入されれば、今まで休暇をとって申請しなければならなかった公的手続きが簡単にできるようになります。長崎県の例が良い前例となり全国に広がるか今後が楽しみです。

長崎県 情報政策課
http://www.pref.nagasaki.jp/joho/cloud/index.html