菅改造内閣の発足後、初の国政選挙となった衆院北海道5区の補欠選挙が投開票された。
自民党前職の町村氏が、民主党の中前氏を破り当選した。
昨年の衆院選で町村氏を破り当選した民主党の小林氏が、北海道教職員組合の違法献金事件や、選挙対策幹部の選挙違反事件の責任を取って辞職したのに伴う補欠選挙である。
町村氏は、小林氏や強制起訴が決まった小沢氏ら民主党の「政治とカネ」の問題を批判し、「クリーンな政治を」と訴えた。
一方、中前氏は政治の「刷新継続」や「世代交代」をアピールしたが、知名度不足もあり支持は広がらなかったようである。
菅首相は補欠選挙の敗北を受けて、「敗因はいろんな側面があるが、政治とカネの問題の影響もあったと見ることができる。真摯に受け止めて、今後にあたっていきたい」と語った。