そういうことには疎いので
菅直人首相が、米格付け会社「スタンダード・アンド・プアーズ」が日本国債の長期格付けを「AA」から「AAマイナス」に引き下げたことについて「初めて聞いた。本会議から出てきたばかり。そういうことには疎いので、改めてにしてください」と発言しました。
一国の首相として、国債の格付けについて疎いとは何事かと、野党は攻撃しています。
2002年の発言
元高知県知事の橋本大二郎氏のツイッターで興味深いつぶやきがありました。2002年5月31日の菅首相のホームページでの発言と今回の発言がつりあわないというものです。
よくご存知?
2002年の菅首相の発言とは、日本の国債に対するムーディーズの格付けが二段階下がったことについての発言だったのですが、
日本の国債はほとんどが日本国内で消化されその多くは銀行が買っている。通常なら格付けが下がれば国債も下がるのだが銀行は資金運用先が国債以外に無いため、国債の価格が下がらないという奇妙なことになっている。外国に資金が流出し始めれば一挙に国債は暴落する恐れがある。能天気な総理や財務大臣には分かっているのだろうか。
と適確な指摘をしていました。これを橋本氏は指摘し、両者の発言を比較してみると面白いと言っています。

橋本大二郎氏ツイッター
http://twitter.com/daichanzeyo/status/30841319882493954#菅直人公式サイト 2002年5月31日
http://www.n-kan.jp/2002/05/post-1294.php