民主主義国家
民主主義とは、広辞苑によると、
人民が権力を所有し、権力を自ら行使する立場をいう。古代ギリシアの都市国家に行われたものを初めとし、近世にいたって市民革命を起した欧米諸国に勃興。基本的に人権・自由権・平等権あるいは多数決原理・法治主義などがその主たる属性であり、また、その実現が要請される。
国民主権の日本ももちろん民主主義国家のひとつです。
民主主義ランキング
チューリッヒ大学の社会科学者たちが、民主主義国家30カ国の民主主義の質ランキングを発表しました。
評価の内容は、「個人の自由の第三者(特に政府)による侵害からの保護」「法の支配」「積極的社会参加」「透明性」「政治参加」「代議制度」「政治的競争」「抑制と均衡のシステム(三権分立)」「民主主義的に決定された事項を実行する能力」の合計点で順位付けされています。
日本の順位は25位
1位はデンマークで、フィンランド、ベルギー、アイスランド、スウェーデン、ノルウェーと続きます。北欧系の国が多いようです。人民の力で独立を勝ち取った国の代表のようなアメリカ合衆国はなんと10位でした。そしてわが国日本は、30ヶ国中、25位と、下から数えたほうが早い順位でした。
理由を考えてみれば、マニフェストの実行がなかなか進まない現状では、「民主主義的に決定された事項を実行する能力」においてポイントは低いと思われ、25位に甘んじる結果となっています。

チューリッヒ大学 "Swiss democracy unexceptional compared to other countries"
http://www.mediadesk.uzh.ch/articles/2011/schweizer-demokratie_en.html