王道を歩む
2月9日16時より行われた党首討論。菅総理になってから初となり注目を集めたが、最近の国政運営同様、野党側が責め立てる展開となった。
まず党首討論後になされた谷垣総裁の呟きを見てみよう。
『党首討論では菅さんに本気でやる気があるか問いかけましたが、逃げの答弁で何も答えられなかったことは残念でしたが、本当の意味で日本の経済、国民生活、財政、経済に責任を持つためには王道を歩まなければだめだ、今の政権にはそれが欠けているということは言えたのではないかと思います』(2月9日 PM5:55)
最近一部から「逃げ」の姿勢を揶揄されることもある菅首相だが、谷垣総裁も討論に納得できなかったようだ。しかしこの発言、野党で勢いのあった時代の、民主党党首たちの発言と既視感を覚える国民もいるのでは?
哲学不在の政治か
続いては小渕優子議員。討論が行われた9日17時半に、早速ブログで見解を綴っている。やはりその第一声は『菅総理は答えてない』というもので、『民主党のマニフェストは破綻している』『政治に対する国民の信頼が失われている』等、長くはない文面ながら、手厳しい表現が並んだ。
また新党改革の舛添要一代表も、10日の朝9時頃に『久しぶりの党首討論』としてブログを更新した。舛添代表の見解は、個別の発言よりも全体としての所感といった趣で、下記のような言葉が並んだ。
『「この国のかたち」をどうするのかという、本来あるべき議論がなされなかった』
『哲学・歴史・文明観などは、ひとかけらも感じられなかった』
『トップのリーダーは、国の方向を定めるべきで、あとは、官僚が具体的な肉付けをやればよい』
「地方の反乱」をはじめ、近頃は選挙が行われる度に政権の基盤が弱まっているとの指摘もある中、菅内閣の今後が注目される。
編集部 宗近 明
谷垣禎一総裁 twitter
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