プーチン大統領批判ソングにより勾留中
2日、当サイトで報じたロシアの女性パンクバンド「プッシー・ライオット」のメンバー3人に進展があった。ロシアの検察側は、バンドのメンバー3人それぞれに懲役3年を求刑。ヴェルト誌オンライン版が7日、報じた。
3人の被告人マリア(Maria Aljochina、24)、ナジェジダ(Nadeschda Tolokonnikowa、22)、エカテリーナ (Jekaterina Samuzewitsch、29)らは、「乱暴狼藉」と「宗教的憎悪に基づく扇動行為」の罪で起訴されていた。
プッシー・ライオットは2月、モスクワの救世主ハリストス大聖堂(Christ the Saviour Cathedral)で、ウラジーミル・プーチン大統領を批判するライブパフォーマンスを行い5か月間拘束された。
Image:
somizプーチン大統領の発言により7年から3年に
検察側は、インターネット・ライブ会議で
「これで、3人の罪が証明された。教会でプーチン大統領のことを悪くいう歌を歌った罪は大きい。彼女らは、社会から隔離されるべきで、本当の自由を剥奪すべきだ。」
と語った。
もともと3人には、懲役7年が求刑されるはずだった。だが、プーチン氏は、英国でのキャメロン首相との会談で、「彼女らがこの件で厳しく罰せられるべきとは思わない」と語り、刑の軽減の可能性をほのめかしていた。
Image:
david_shankboneマドンナが3人の釈放を呼びかける
人権活動家や法律の専門家、ロシア野党らは、この前例のない法的スキャンダルについて
「この裁判は、まるで中世のような政治と宗教の専制である。」
と非難。
公演のためモスクワを訪れた米歌手マドンナが、「プッシー・ライオット」のメンバー3人の釈放を呼びかけた。
「私は、表現の自由を訴えてきた。それゆえに、裁判官が寛容さを示すことを期待する。」
と語った。

ヴェルト誌(Welt Online)
http://www.welt.de/politik/article108505743/ネット選挙ドットコム『露女性パンクバンド「プッシー・ライオット」の公判始まる。「マリア様、プーチンを追い出して」で5か月勾留』
http://www.net--election.com/news_aAx3G1Ks72.html?right