社会民主党の候補者にチャンスなし
メルケル独首相の支持率は、難攻不落のようだ。毎週行われるシュテルン誌とテレビ局RTLによるフォルザ世論調査の選挙トレンドによると、メルケル首相は、依然として国民から高い人気を得ているという結果が出た。シュテルン誌オンライン版が25日、報じた。
社会民主党(SPD)の首相候補者として名前の挙がっているのは3名。まず、フランク=ヴァルター・シュタインマイヤー分派代表、そしてジグマー・ガブリエル党首とペア・シュタインブリュック元財務相である。
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abbilderシュテルン誌とRTLの選挙トレンドによると、「今、首相を直接選挙で投票すると誰を選ぶか」という調査で、結果は、次のようである。
メルケル首相 49%―シュタインマイヤー氏 27%
メルケル首相 52%―シュタインブリュック氏 26%
メルケル首相 59%―ガブリエル氏 17%フォルザ世論調査機関のマンフレッド・ギュルナー社長は、
「有権者の2人に1人は、メルケル首相と彼女の仕事に満足している結果だ。SPDの候補者にとっては、困難な事である。」
と語った。
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Bundeswehr-Fotos Wir.Dienen.Deutschland.キリスト教民主同盟(CDU)の支持率は36%
メルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)の支持率はというと、先週と同率の36%だった。CDUとともに連立政権を担う自由民主党(FDP)も変わらず4%。
SPDは1ポイント増の27%、緑の党(die Grünen)は1ポイント減らし12%だった。海賊党(die Piraten)も1ポイント減少で9%、左翼党(die Linke)は1ポイント増で7%となった。
Stern-RTL選挙トレンドは、7月16日から20日にかけて、2502人を対象に調査された。

シュテルン誌(Stern Online)
http://www.stern.de/politik/deutschland/1863968.html