メキシコ連邦選挙裁判所の判決
メキシコの連邦選挙裁判所は30日夜(現地時間)、7月1日に行われた大統領選で、選挙の無効を申し立てた革命民主党(PRD)のアンドレス・ロペスオブラドル(Andrés Manuel López Obrador)氏の訴えを退ける判決をくだした。
判決により、制度的革命党(PRI)のエンリケ・ペニャニエト(Enrique Peña Nieto)氏の当選が正式に決まった。フォークス誌オンライン版が31日、報じた。
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by Angélica Rivera de Peñaメキシコ大統領選で次点となった野党中道左派、革命民主党(PRD)のロペスオブラドル元メキシコ市長は、ペニャニエト前メキシコ州知事陣営に買収行為があったと主張していた。
また、同氏は、ペニャニエト陣営の選挙運動資金が法的制限を超えていたことも指摘。
7月の選挙の最終集計では、ペニャニエト氏は36.2%、ロペスオブラドル氏は31.6%の票を獲得していた。
大統領就任式は12月1日
制度的革命党(PRI)は、1929年から2000年まで単独でメキシコ政権を握っていた。71年ぶりの政権返り咲きである。
大統領就任式は12月1日に行われる。

フォークス誌(Focus Online)
http://www.focus.de/politik/ausland/810247.htmlシュピーゲル誌(Spiegel Online)
http://www.spiegel.de/politik/ausland/853096.html