Twitter上での選挙戦
米大統領選まで3か月を切り、両陣営とも激しい選挙戦を展開している。その中でも、140文字以内の短文を投稿できる 情報サービスのTwitter上で、熱い戦いが繰り広げられている。シュテルン誌オンライン版が15日、報じた。
米カリフォルニア州のカトリック系ロヨラ・メリーマウント大学の政治学者であるジェニファー・ラモス氏は、
「選挙戦におけるTwitterの重要な役割は、支援者にメッセージをもたらすことと政治的な問題への意識を高めることである」
と説明する。両陣営ともインターネット上のソーシャル・メディアの重要性を高く評価しているようだ。
The Twitter Political Index
Twitterは、毎日、選挙戦に関する約30万件のツイートを分析している。オバマ大統領と共和党候補者のロムニー氏に対するポジティブな意見とネガティブな意見を分析し、
「The Twitter Political Index」という指標で、0から100までのスコアで評価。
スコアが高いほど高感度も高いことを意味する。8月4日のオバマ大統領のスコアは74だった。ロムニー氏のピークは過ぎ去り、6月6日の64が最高だった。スコアは毎日変わる。
オバマ大統領は、2007年3月5日、Twitterアカウントを開設。現在、1850万人以上のフォロワーがいる。一方、ロムニー氏のフォロワーは85万5000人である。
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Twitter/@BarackObamaTwitter上の選挙キャンペーンを請け負う会社が出現
Twitter上での選挙戦は基本的には無料だが、影響力は計り知れない。そこで、「140Elect」のように、政治家に特別なアドバイスをする会社が出てきた。「140Elect」は、Twitter上にカスタマイズされた選挙キャンペーンの場を作るのである。
アカウントの規模を大きくし、支持者をアクティブにし、対立候補者を攻撃し、さらに、寄付金をもたらすようなアカウントを作り出すのだ。この「Twitter Campaign Account Building」は、月額2000ドルである。

シュテルン誌(Stern Online)
http://www.stern.de/digital/computer/1878894.htmlTHE TWITTER POLITICAL INDEX
http://election.twitter.com/140Elect
http://140elect.com/