ライプツィヒ大学が調査
ドイツ・ライプツィヒ大学が、生活状況と支持政党の関係についての調査結果を発表した。
そのなかで、明確に言える点は、自営業者は自由民主党(FDP)を好み、法律家はキリスト教民主同盟(CDU)をサラリーマンは社会民主党(SPD)を好む傾向があるという。シュピーゲル誌オンライン版が11日、報じた。
調査では特に海賊党(Piratenpartei)の支持者に重点を置いた。海賊党の支持者には、リストラの不安を抱えている人が多いようだ。
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Piratenparteiのホームページ調査のキーポイント
【収入】
・FDPと緑の党(Grüne)の支持者―裕福層
・SPDと左翼党(Linken)の支持者―中間層
・海賊党の支持者―月収1000ユーロ(約10万円)以下の低所得層
・右翼過激派の支持者―低所得層から裕福層までのすべての層
【失業】
・回答者2400人のなかの失業者全員がFDPを支持しないと回答
【年齢】
・海賊党の支持者―若い有権者が多い。平均年齢は34歳
・CDUの支持者―年配の有権者が多い。平均年齢は58歳
特徴:選挙に行かない人の平均年齢が低下
【性別】
・CDU、SPD、海賊党の支持者の性別は、ほぼ同率
特徴:男性は、右派、FDP、左翼党を支持する傾向がみられる。女性は、緑の党を支持する傾向である
【メディアの利用】
・CDUとFDPの支持者―新聞やラジオ、テレビ、電話などのクラシックなメディアで情報収集
・海賊党、緑の党、FDPの支持者―スマートフォン、コンピューター、インターネットなどのメディアを利用
この調査はライプツィヒ大学医療心理学科と医療社会学科の委託により、世論調査機関USUMAが、2012年夏、18歳から91歳までの男女2357人を対象に行った。

シュピーゲル誌(Spiegel Online)
http://www.spiegel.de/politik/855153.htmlライプツィヒ大学のプレスリリース
http://www.zv.uni-leipzig.de/