中国共産党第18回全国代表大会にあわせて
中国は8日に開幕した中国共産党第18回全国代表大会にあわせて、検閲を強化するために米インターネット検索大手Google(グーグル)のすべてのサービスを規制。
10日、一部のサービスは回復したようだが、メールサービスのGmailやグーグルマップなどはいまだに規制されている状況だ。
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Google.cn政治的に敏感な情報が海外から流入するのを阻止するために、中国当局が規制したとみられる。もちろん検索などのサービスも機能していない状況が続いている。
また、これまでに前例のないフィルタとコントロールにより、インターネットの速度も鈍化し、企業にも大きな影響を与えている。
いまだに規制されているSNS
Googleによると、サービスの中断は9日に始まったという。同社の設備による問題は見つかっていない。
Googleは2010年、中国当局とインターネット検閲をめぐり対立。中国の検閲を受け入れない方針を発表した。中国本土での直接の検索サービスから撤退し、検閲を行っていない香港経由でサービスを続けている。
中国における最大の検索エンジンは百度(Baiduバイドゥ)であるが、5億万人以上のユーザーのうち数百万人は、引き続きGoogleやGmailを利用している。
中国において、FacebookやTwitter、 YouTubeなどのソーシャルネットワークは、長年、規制されている。

フォークス誌(Focus Online)
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