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新人国会議員のネット選挙アプローチVol.24 近畿ブロック2

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新人国会議員のネット選挙アプローチVol.24 近畿ブロック2

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衆議院近畿ブロック比例区4名
新人衆議院議員のネット選挙力と発信をリサーチする連載23回目は、近畿ブロックの比例区の1年生議員を取り上げる2回目。

渡辺義彦
大西孝典(おおにしたかのり;1956年生)氏、渡辺義彦(わたなべよしひこ;1956年生)氏、小原舞(おはらまい;1974年生)氏、松岡広隆(まつおかひろたか;1982年生)氏のインターネットにおける発信とその活用度をレポートする。

民主党 大西孝典氏の公式サイト
まずは大西孝典氏の公式サイト(ドメインhello-hello.sakura.ne.jp/ohnishi)を見てみよう。大西氏は大学卒業後、故郷で家業の林業に従事していたが、衆議院秘書を経て政治家に転身した。

渡辺義彦
サイトの主なコンテンツは、「決意」「重点政策」「活動日記」。その中で、定期的な更新があるのは「活動日記」だけであり、月に1〜2回程度。活動内容を丁寧に紹介している。

未来の党 渡辺義彦氏の公式サイトとブログ・ツイッター
次に、渡辺義彦氏の公式サイト(独自ドメインnabe-yoshihiko.main.jp)を訪問。渡辺氏は2009年に民主党から初当選、昨年12月に離党し、新党きづなの結党に参加、今年10月に国民の生活が第一に移り、さらに先日未来の党となったばかりだ。

渡辺義彦
サイトのコンテンツには、「政策」などのページはないが、トップページには「増税阻止」「原発ゼロ」「今は、デフレ対策・景気対策を!」と大きくうたっている。

コンテンツのメインは、「活動記録」だろう。内容は、ウェブサービス大手のアメーバに開設しているブログの記事と重複しており、月に2〜3回更新されている。記事は、「渡辺議員は…」という言葉から始まっており、スタッフによる記載と思われる。

さらに、ツイッターも利用しており、アカウントは「渡辺義彦事務所」となっているが、ツイートの内容には本人らしい率直なコメントが見られる。返信などでコミュニケーションがとられている上、渡辺氏の意見や活動の感想など、連日複数回のツイートは内容が濃い。

民主党 小原舞氏の公式サイトとブログ・フェイスブック
3人目は小原舞氏の公式サイト(独自ドメインoharamai.jp)を訪問する。小原氏は海上自衛隊、NPO法人舞鶴市女性センターネットワークの会事務局長、松下政経塾などを経て、政治家に転身した。

渡辺義彦
サイトのコンテンツは、告知の他、「政治への想い」や「政策」など。サイトは2008年開設(コピーライトの記載年による)だが、「想い」は今年6月、「政策」は昨年9月に更新されており、定期的に時事問題や課題を加えているようだ。

最新情報は、ブログ「活動日誌」による発信がメインである。写真に簡単なコメントを加える程度であるが、ほぼ毎日の活動をアップしている。

さらにフェイスブックのアカウントもある。ブログがどちらかと言えば、事務的な日誌であるのに対し、こちらは、率直なコメントが見られ、コミュニケーションもとられているようだ。内容は政治的なメッセージというより、肩の凝らない活動報告・感想といった感じだ。

民主党 松岡広隆氏の公式サイト
最後は松岡広隆氏の公式サイト(独自ドメインm2ok.jp)を見てみよう。松岡氏は、関西電力勤務を経て、政治家に転身。民主党生年局事務局次長および社団法人エネルギー情報工学研究会議理事も務めている。

渡辺義彦
サイトは、トップページに告知やブログの更新情報がある程度のシンプルなもの。またサイトの更新情報である「News」には、2010年初の「ホームページ公開にあたって」と「新年の抱負」が記載されているのみである。

主なコンテンツは著名人と一緒の写真を掲載した「写真館」や「応援メッセージ」、そして「ブログ」。更新が多いのは「ブログ」であるが、バラツキがあり、更新のない月もあれば、多い時で7〜8回の時もある。最新記事は今年10月、写真に簡単なコメントを添えた活動報告となっている。

調査総論
それではネット選挙力として4氏を総括してみよう。

印象としては、積極的にコミュニケーションをとり、短文ながら政治的な意思表明をしている渡辺氏のツイッターと、気さくな文章で、政治家の活動を垣間見ることができる小原氏のフェイスブックに好感をもった。

両氏の発信スタイルに違いはあるものの、どちらもソーシャルメディアの魅力を生かし、ネットで積極的に自分を表現しようとしている点が評価できるだろう。残念ながら、渡辺氏のフォロワーが300人弱と少ないが、まだツイート数もフォロー数も少ないので、今後増えていく可能性も十分ある。

大西氏と松岡氏に関しては、「活動報告」のブログとしては、更新が少なすぎる点をマイナス要素と言わざるを得ない。回数が少ないのなら、骨太な提言やコラムなども期待したい。

(ライター 大久保ゆか)


外部リンク

大西たかのり(公式サイト)
http://hello-hello.sakura.ne.jp/ohnishi/

渡辺義彦オフィシャルホームページ
http://nabe-yoshihiko.main.jp/
渡辺義彦オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/watanabe-yoshihiko/
渡辺義彦事務所 ツイッター
https://twitter.com/watanabe_55

おはら舞 オフィシャルサイト
http://www.oharamai.jp/
おはら舞 活動日誌(ブログ)
http://oharamai.seesaa.net/
小原舞 フェイスブック
http://www.facebook.com/mai.ohara.58

m2ok 松岡広隆(公式サイト)
http://m2ok.jp/

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