首相就任以来の最高値
毎週行われるシュテルン誌とテレビ局RTLによるフォルザ世論調査の選挙トレンドが9日、発表された。今月20日にニーダーザクセン州議会選、秋には連邦議会選を控え、キリスト教民主同盟(CDU)・キリスト教社会同盟(CSU)が1ポイント増の42%で最高記録を更新した。
この支持率は、2005年秋にメルケル氏が首相に選出されて以来、シュテルン誌ーRTL選挙トレンドにおけるCDU・CSUの最高値である。
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by Michael Panse連立パートナー交代か
CDUと共に連立政権を担う自由民主党(FDP)は、最悪の状態である。クリスマス前には4%あった支持率が、今回の調査では半分の2%になった。2012年2月半ば以来、最低の支持率である。
また、社会民主党(SPD)も有権者の信頼を失い、2ポイント減の25%。SPDにとって、2012年4月末以来の最低値である。
緑の党(Die Gruenen)は2ポイント増で15%に、左翼党(Die Linken)は1ポイント増で9%になった。SPDに幻滅した有権者が、緑の党と左翼党に支持を変えたとみられる。海賊党(Die Piraten)は3%と低支持率のままである。
SPDと緑の党を合わせると40%で、CDU・CSUの42%に2ポイント届かない。ただ、単独で過半数に達しないため、連立パートナーが必要である。それには、SPDか緑の党を選択することとなるだろう。
首相にはメルケル氏
「今、首相を直接選挙で投票すると誰を選ぶか」という調査では、メルケル首相は7ポイント増の58%、反対にSPDの首相候補であるシュタインブリュック氏は4ポイント減の22%だった。
Stern-RTL選挙トレンドは、1月2日から4日にかけて、1503人を対象に調査された。

シュテルン誌(Stern Online)
http://www.stern.de/politik/