北海道の自民党60代の3議員
先の衆議院選では、ご承知の通り自民党が大量当選者を出したため、本連載も自民党議員が中心となる。新人議員もいるが、議員復帰を果たした者も多いのも特徴だろう。
その中で今回は北海道ブロック選出議員のうち、自民党の60代の3名を取り上げよう。同世代ながら、再選を重ねた者、議員復帰を果たした者、初当選といろいろだ。
リサーチの第2回目は、北海道の今津寛・吉川貴盛・清水誠一の3氏の、インターネットにおける発信力をレポートする。
自民党 今津寛氏のネット発信
今津寛(いまずひろし)氏は、1946年生まれで、北海道6区選出の衆議院議員(6期)。旭川市議(2期)、北海道議(2期)を経て、1990年に国政に進出、衆議院選に初当選した。
先の選挙では、民主党の佐々木隆博前農林水産大臣を破り、再選を果たしている。また、小泉内閣時代には、防衛庁副長官を務めた。
今津氏のネットでの発信は、公式サイトがある。
公式サイトには「あなたと一緒に考えたい。日本のこと・世界のこと・そして地域のこと」とうたっている。
コンテンツの中心は、写真を中心に事務的に紹介している「今津ひろしの活動報告」とメッセージつづったという「Hirosh-I-sm(ヒロシイズム)」だろう。しかし残念ながら、更新は少なめで、メッセージの方は、選挙後のコメントなどは見られないのが残念である。
他にスタッフブログやツイッターがあり、こちらで議員の動きの一端を見ることも可能だ。
自民党 吉川貴盛氏のネット発信
吉川貴盛(よしかわたかもり)氏は、1950年生まれで、北海道2区選出の衆議院議員(4期)。鳩山威一郎(鳩山由紀夫元総理の父)・鳩山邦夫氏の秘書を務めた後、1978年北海道議に初当選(3期)。国政への進出が1996年、衆院選に初当選し、福田内閣・麻生内閣では経済産業副大臣を務めた。
2009年の衆院選挙では落選し、3年半の浪人生活を送ったが、先の選挙で議員復活を果たしている。
吉川氏のネットでの発信は、公式サイトとフェイスブックがある。
公式サイトには「政治への信頼を取り戻し日本再起!」とある。そしてトップページには「私の決意」と題して、日本再起に関する決意表明をつづっている。
しかしサイトに関しては、あまりコンテンツが多くはなく、ネットにおける発信は、フェイスブックの方に重点を置いているようだ。日々の活動を写真中心に、比較的こまめにアップしている。また、ブログ「地域活動報告」も開設しているが、昨年夏以来更新がなく、休眠状態のようだ。
ちなみに吉川氏の長男である隆雅氏も2011年より北海道議となっている。
自民党 清水誠一氏のネット発信
清水誠一(しみずせいいち)氏は、1949年生まれで、比例北海道ブロック選出の衆議院議員(1期)。1983年に帯広市議となり2期務めた後、1991年に北海道議を4期。先の衆院選において初当選をし、国政へ進出した新人国会議員である。
清水氏のネットでの発信は、公式サイトがある。
公式サイトには「大きな時代の流れ、まさに挑戦のとき」とあり、自身の写真の背景には清流の風景写真を掲載させている。
サイトはブログ(日記)のような形式をとっており、トップページに新着記事が2件掲載されている。最新は1月1日、新年の挨拶とともに国会議事堂を前に仲間とガッツポーズしている写真を掲載、その前の12月28日は、「自民党農林水産部会とTPP反対集会に出席しました」と報告している。
その他のコンテンツとしては、「基本政策」がある。教育改革、3000億農業、障害者福祉などのカテゴライズして、課題と提言を明記している
(ライター 大久保ゆか)

今津ひろし公式サイト
http://hiroshi-i.net/よしかわ貴盛オフィシャルサイト
http://tyoshikawa.com/吉川貴盛 フェイスブック
http://www.facebook.com/pages/吉川貴盛official/302748539831646清水誠一(公式サイト)
http://www.shimizu-seiichi.net/