韓国初の女性大統領
韓国で19日、大統領選挙の投開票が行われ、与党セヌリ党候補の朴槿恵(パク・クネ)氏(60)が最大野党・民主統合党の文在寅(ムンジェイン)氏(59)を抑え勝利した。
投票率は約76%(暫定値)という1997年以来の高い水準で、関心の高さがうかがわれる。朴氏は得票率51.6%で、48%の文氏を接戦の末、引き離した。
韓国初の女性大統領の誕生である。就任式は、来年2月25日。
Image:
by Πρωθυπουργός της Ελλάδαςドイツでの報道
ドイツメディアも高い関心を示し、グーグルで「韓国大統領選」と検索すると1000件以上もの結果が得られた。
・シュテルン誌オンライン版は「韓国初の女性大統領 独裁者の娘が人権派弁護士に打ち勝った」
・フォークス誌オンライン版は「朴氏の勝利 独裁者の娘が初の女性大統領に」
・ヴェルト紙オンライン版は「韓国の新大統領 北朝鮮との対話を求める」
・シュピーゲル誌オンライン版は「独裁者の娘、人権弁護士を打ち負かす」
ドイツの報道では「独裁者の娘」という言葉を好んで使っている。
父親の朴正煕(パク・チョンヒ)氏は、第5~9代(1963年 - 1979年)の大統領を務め、軍事独裁・権威主義体制を築いた。
メルケル独首相とサッチャー元英首相が手本
手本としている政治家は、ドイツのアンゲラ・メルケル首相と英国のマーガレット・サッチャー元首相という。
朴氏には、経済問題だけでなく日韓関係、北朝鮮政策など多くの困難な問題が山積みされており、難しいかじ取りを求められる。

「韓国大統領選」グーグル検索結果
https://news.google.com/news/