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第2次安倍内閣ネット選挙力リサーチ Vol.1

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第2次安倍内閣ネット選挙力リサーチ Vol.1

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内閣総理大臣と補佐官
暮れも押し迫った12月26日、第2次安倍内閣が発足した。自民党政権は3年3ヶ月ぶり、第96代内閣総理大臣となった安倍晋三氏は、2006年9月から翌年9月までの90代を務めた再登板である。今回も公明党との連立、安倍首相は「危機突破内閣」と名乗っている。

安倍晋三
リサーチの第1回目は、内閣総理大臣と内閣総理大臣補佐官4氏のインターネットにおける発信力をレポートする。

内閣総理大臣 安倍晋三氏のネット発信
内閣総理大臣、自由民主党の安倍晋三(あべしんぞう)氏は、1954年生まれで、山口4区選出の衆議院議員(6期)。父である安倍晋太郎外務大臣の秘書官を務めた後、1993年に初当選を果たした。

その後は、内閣官房副長官、自民党幹事長、内閣官房長官(第3次小泉内閣)などの要職を歴任、2006年には第90代内閣総理大臣となったが、この時は、1年で辞任した。

安倍氏のネットでの発信は、公式サイトの他、メールマガジンの発行とフェイスブック、ツイッターがあり、積極的だ。

安倍晋三
公式サイトには「美しい国、日本」のキャッチフレーズ。政策や活動報告、発言語録、メールマガジンのバックナンバーの閲覧などコンテンツも豊富で、丁寧な記事となっているが、残念ながら、この1年はあまり更新がない。

一方、安倍氏のフェイスブックは有名である。フィード購読者(公開アップデートの閲覧者)は15万人を超えており、かなりの発信力だ。また、安倍氏は「ぶら下がり取材」に応じず、このフェイスブックなどで情報を発信するとしており、今後はさらに注目が集まるだろう。

記事は、スタッフなどによる告知なども含めると、連日のように更新があり、総理大臣就任後のコメント(決意表明)も直後には更新しているようだ。会見とは異なり、率直な言葉でつづられているのが魅力だろう。

また、ツイッターでもフェイスブックの更新情報がツイートされているので、どちらかを押さえておけば見逃すことはない。

ちなみに安倍氏が、祖父に岸信介元総理、大叔父に佐藤栄作元総理、父に前述の安倍晋太郎元外務大臣をもつ政治家一族の出身であることも、よく知られている。

内閣総理大臣補佐官 木村太郎氏のネット発信
内閣総理大臣補佐官(ふるさと担当)、自民党の木村太郎(きむらたろう)氏は、1965年生まれで、青森4区選出の衆議院議員(6期)。大学在学中には田中角栄元総理邸の書生、卒業後は三塚博元外務大臣秘書、青森県議を2期。

国政への転身は1996年、以後は防衛庁長官政務官、農林水産大臣政務官、防衛庁副長官、自民党副幹事長などを経て現職。

木村氏のネットでの発信は、公式サイトと同サイト内に開設しているブログがある。

安倍晋三
公式サイトには「私はブレない!生活者の立場で」のキャッチフレーズ。コンテンツとして、政策や活動報告などがあり、しっかりと発信しているが、事務的な印象である。

その点では、ブログ「タロウブログ 国会議員の日常って?」の方が、政治家の姿勢やメッセージが書かれており、興味深く読むことができるだろう。ただし、更新は月1〜2回程度とさびしい。ただし、27日の記事において、さっそく補佐官就任に対する決意表明がアップされている。

ちなみに木村氏も、祖父・父ともに元国会議員である3世議員。

内閣総理大臣補佐官 磯崎陽輔氏のネット発信
内閣総理大臣補佐官(国家安全保障会議及び選挙制度担当)、自民党の磯崎陽輔(いそざきようすけ)氏は、1957年生まれで、大分選出の参議院議員(1期)。

政治家転身前は、自治省(現・総務省)に勤務、2006年の退官時には総務大臣官房参事官であった。初当選は2007年。

磯崎氏のネットでの発信は、公式サイトの他、ツイッターやフェイスブックがあり、いずれも更新が多く、充実した内容だ。

安倍晋三
公式サイトには「いそざき陽輔55歳」とシンプルな言葉。コンテンツは、「私の主張」は「活動記録」など、いずれも週1回ペースで更新されており、丁寧に報告・発信をしている点が評価できるだろう。

24日アップの「活動記録」は「自民党大勝」として、その週の事務的な活動報告と共に、選挙結果に対する感想、27日アップの「私の主張」は「首相補佐官に就任」と題して決意表明をつづっている。

さらに、刻々と発信しているのはツイッター。この数日でも、本会議の報告や官邸入りなどリアルタイムなツイートが興味深い。フォロワー数は6000人を超え、コミュニケーションもとられている。

一方、フェイスブックはツイッターの転載が中心なので、どちらかで十分だろう。

ちなみに磯崎氏の著書には『わかりやすい公用文の書き方』や『わかりやすい法律・条例の書き方』などがある。

内閣総理大臣補佐官 衛藤晟一氏のネット発信
内閣総理大臣補佐官(国政の重要課題担当)、自民党の衛藤晟一(えとうせいいち)氏は、1947年生まれで、比例選出の参議院議員(1期)。

1973年には最年少の25歳で大分市議に初当選、その後大分県議2期、衆議院議員4期を務め、2007年に参議院に鞍替えした。

衛藤氏のネットでの発信は、公式サイトの他、ユーチューブでの動画のアップ、フェスブックがある。

安倍晋三
公式サイトは、別サイトにジャンプされる各コンテンツへの目次ページとしての機能を果たしているのが中心であり、サイト内にはあまり記事がない。

一方、ブログ「えとうの報告」は月1〜2回程度の更新ながら、カジュアルな口調で舌鋒鋭い文章には、興味を持つ人も多いだろう。また、提言は動画にて発信しており、各テーマを設けて、ユーチューブにアップされている。

さらに、今年からはフェイスブックも行っており、記事更新にはバラツキがあるものの、写真とともに、活動報告やメッセージなどを発信している。

ちなみに若き日の衛藤氏は、大分において「学園正常化運動」に参加、大分大学の「学生協議会」を率いた人物としても知られている。

内閣総理大臣補佐官 長谷川榮一氏
内閣総理大臣補佐官(政策企画担当)の長谷川榮一(はせがわえいいち)氏は、通産省(現経産相)出身で、第1次安倍内閣では内閣広報官を務めた人物。その後中小企業庁長官、現在は東京大学教授である。

長谷川氏は民間からの登用であり、また公式サイトなどの開設を行っていないため、本稿では紹介するに止めておく。

(ライター 大久保ゆか)


外部リンク

安倍晋三 公式サイト
http://www.s-abe.or.jp/
安倍晋三 フェイスブック
http://www.facebook.com/abeshinzo
安倍晋三 ツイッター
https://twitter.com/AbeShinzo

木村太郎 公式サイト
http://www.taro-k.jp/
木村太郎ブログ(上記サイト内)
http://www.taro-k.jp/blog/

いそざき陽輔のホームページ
http://www17.ocn.ne.jp/~isozaki/
磯崎陽輔 フェイスブック
http://www.facebook.com/isozaki.y
磯崎陽輔 ツイッター
https://twitter.com/isozaki_yousuke

えとうせいいち公式サイト
http://www.eto-seiichi.jp/
えとうの報告(ブログ)
http://etoseiichi.blog60.fc2.com/
えとうせいいち フェイスブック
http://www.facebook.com/profile.php?id=100003422067414

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