北海道の自民党50代の3新人議員
北海道ブロックの3回目は、自民党のうち、50歳代3名を取り上げる。会社員なら上級管理職クラスの年代であるが、今回の3名は全員、衆議院1年生である。とはいっても、それぞれ別の形で政治にかかわってきた人達だ。
リサーチの第3回目は、北海道の渡辺孝一・中川郁子・船橋利実の3氏の、インターネットにおける発信力をレポートする。
自民党 渡辺孝一氏のネット発信
渡辺孝一(わたなべこういち)氏は、1957年生まれで、比例北海道ブロック選出の衆議院議員(1期)。歯科医から政治家に転身、2002年に岩見沢市長選に立候補し初当選、3期務めた後、昨年末の選挙において初当選した。
渡辺氏のネットでの発信は、公式サイトとフェイスブックがある。
公式サイトは、政策や基本情報が掲載されている程度で、シンプル。活動報告としてフェイスブックを開設しており、ネットにおける発信はそちらに重点をおいているようだ。
しかしながら、フェイスブックの参加が昨年10月末、選挙公示前の12月3日までは頻繁に記事がアップされていたのだが、それ以降1ヶ月以上更新はない。新人議員としての新しい記事が早く更新されることを期待したい。
ちなみに、渡辺氏の父は、故・渡辺省一元衆議院議員である。
自民党 中川郁子氏のネット発信
中川郁子(なかがわゆうこ)氏は、1958年生まれで、北海道11区選出の衆議院議員(1期)。夫の故・中川昭一元財務大臣を支えて地元北海道で活動していたが、2009年の衆院選挙で中川昭一氏は落選、その1ヶ月後に急死、その後の2011年に夫の公認として立候補を表明し、政治家に転身した。
中川氏のネットでの発信は、公式サイトとフェイスブックがある。
公式サイトは、前述の渡辺氏と同様、政策と基本情報が掲載されている程度で、最後の更新は昨年11月。また活動報告などネットの発信の場であるフェイスブックも、参加が昨年2月であるが、記事は少ない上、選挙公示前の12月3日以降の更新もない。
記事が少ないため、逆に目立ってしまっているのが、夫に関する記事。昨年6月の結婚記念日、7月の誕生日、10月の命日とあり、政治活動の記事も数えられほどしかない。またツイッターのアカウントもあるが、こちらも休止状態が長く続いている。そのため、メディアが多用であるにもかかわらず、現状ではネットにおける発信に関しての評価することは難しい。
ちなみに夫の故・中川昭一氏の祖父は元地方議員、父が元衆議院議員、叔父二人も政治家であり、中川家は北海道に強い地盤を持っている政治家一族である。また、中川郁子氏の公式サイトのお知らせには、「中川昭一カレンダー2013販売のお知らせ」があった。
自民党 船橋利実氏のネット発信
船橋利実(ふなはしとしみつ)氏は、1960年生まれで、北海道1区選出の衆議院議員(1期)。北見市議を2期、北海道議を5期務め、2012年の衆院選において、5期連続当選していた民主党の横路孝弘前衆議院議長を破り、初当選を果たした(横路氏は比例復活)。
船橋氏のネットでの発信は、公式サイトがある。
公式サイトには「希望ある北海道と日本を取り戻す!!」とうたっている。コンテンツは多くはなく、プロフィールやスケジュールがある程度で、シンプル。政策に関しては、トップページにも記載があるが、目立つ位置に動画をアップし、自身の言葉で語りかけるスタイルにしている。
また、サイト内にはブログ「活動報告」を設置しており、昨年10月までは、写真と簡単なコメントが中心ながら、こまめに更新がされていた。この2ヶ月は休止状態となっているが、更新が待たれる。
(ライター 大久保ゆか)
わたなべ孝一 公式サイト
http://watanabekoichi.jp/渡辺孝一 フェイスブック
http://www.facebook.com/watanabekoichi1957中川郁子 公式ウェブサイト
http://nakagawa-yuko.jp/中川郁子 フェイスブック
http://www.facebook.com/yuko.nakagawa.355ふなはし利実オフィシャルウェブサイト
http://funahashi-toshimitsu.jp/船橋利実 ブログ(上記サイト内)
http://funahashi-toshimitsu.jp/blog