政治ブロガーの調査
ドイツ・ハンブルグ在住の政治ブロガー・マーティン・フクス氏が、ドイツ連邦議会の議員620人のソーシャル・ネットワーク利用度を調査した。
Facebookにアカウントを持っているのは、620人中471人(76%)、そのうち348人(56.1%)が個人的に利用している。また、226人(36.5%)が、Facebookページ(旧ファンページ)を作成している。
Twitterにアカウントを持っている議員は、620人中311人(50.2%)だった。YouTubeを利用しているのは620人中254人(41%)。Google+においては、620人中100人(16.1%)という結果だった。
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Facebook/Angela Merkel政党別利用度
各政党別にみると、次のようである。
○キリスト教民主同盟(CDU)・キリスト教社会同盟(CSU)
Facebook 237人中165人、69.5% Twitter 93人、39.2% YouTube 79人、33.3% Google+ 28人、11.8%
○社会民主党(SPD)
Facebook 146人中130人、89% Twitter 64人、43.8% YouTube 73人、50% Google+ 23人、15.6%
○自由民主党(FDP)
Facebook 93人中78人、84% Twitter 57人、61.3% YouTube 45人、48.4% Google+ 16人、17.2%
○緑の党(die Gruenen)
Facebook 68人中59人、85.3% Twitter 51人、75% YouTube 37人、54.4% Google+ 17人、25%
○左翼党(die Linke)
Facebook 76人中65人、85.5% Twitter 45人、59.2% YouTube 20人、26.3% Google+ 16人、21.1%
「いいね!」とフォロワー数
Facebookにおける「いいね!」の数は、アンゲラ・メルケル首相(CDU)が約23万で断トツ1位である。2位につけたのは、SPDの首相候補であるペア・シュタインブリュック氏で約1万8000。
以下、3位は元副首相のフランク=ヴァルター・シュタインマイアー氏(SPD)で約1万7000、4位はクラウディア・ロート氏(緑の党)で約1万7000、5位はジグマー・ガブリエル氏(SPD)で約1万4000である。
Twitterにおけるフォロワーの数は、クリスティーナ・シュレーダー家庭・高齢者・婦人・青年相(CDU)が約3万3000人のフォロワーを持ち1位。以下、2位はペーター・アルトマイヤー環境相(CDU)で約3万2000人、3位はフォルカー・ベック氏(緑の党)で2万9000人。
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Twitter/Kristina Schroeder秋の総選挙に向けて
ドイツでは今年秋に総選挙が実施される。ドイツの政治家は、選挙運動において重要な意義を持つネットメディアを駆使している。これまでのところ、ソーシャルメディアは選挙中でも、国民との対話のプラットフォームとしてではなく、単に選挙運動ツールとしてみなされてきた。
フクス氏は、
「SNS利用度の増加が、総選挙にどのような影響を与えるのか楽しみだ」
と語った。

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