ゾンビ襲来を想定したマニュアルの作成を要求
米国の感染症対策の専門機関、米疾病対策センター(CDC)には、ゾンビ襲来に対する「ゾンビ対策マニュアル」が準備されている。
そこで、ドイツ海賊党も米国にならって、ゾンビ襲来を想定したマニュアルの作成を要求したらしい。ターゲスシュピーゲル紙オンライン版が21日、報じた。
Image:
by Michael R Perryドイツ海賊党ベルリンのクリストファー・ラウアー分派代表と海賊党ゾンビ政策広報担当のジモン・コワレフスキー氏が、ベルリン市政府に書面で質問。
ベルリン市政府は、ゾンビの襲来を想定したマニュアル作成を検討しているか?
ベルリン保健当局の回答はこうである。
CDCが訴えたかったのは、ゾンビ対策ではなく、ハリケーンや地震、洪水といった実際の災害への対処法である。ゾンビというテーマを通じて、災害への備えを見直すきっかけにしただけである。
災害への備えとゾンビ
米国ではCDCのゾンビ対策マニュアルは、思惑通り米国のネットユーザーの間にあっという間に広がったという。
ベルリン市保健省の事務官によると、ベルリン市政府は、災害への備えという重要なテーマを、ゾンビを通じて表現することに対して理解できないということだ。
人々の危機意識を高めるのにユーモアはいらないということである。ここに米国人とドイツ人の違いが表れている。

ターゲスシュピーゲル紙(Der Tagesspiegel)
http://www.tagesspiegel.de/米疾病対策センター(CDC)
http://www.cdc.gov/phpr/zombies.htm