労働者の代弁者ではない-59%
ドイツ社会民主党(SPD)は5月23日、150周年を迎えた。SPDの母体となる全ドイツ労働者同盟(Der Allgemeine Deutsche Arbeiterverein(ADAV))がフェルディナント・ラッサールにより創設されたのは、1863年5月23日。
その後、1875年にドイツ社会民主労働党(SDAP)と合併し、ドイツ社会主義労働者党(SAPD)となり、1890年にドイツ社会民主党(SPD)に改称され、現在に至る。
23日、ライプツィヒで150周年記念の式典が行われ、ヨアヒム・ガウク大統領やアンゲラ・メルケル首相、フランスのフランソワ・オランド大統領も参加した。
ドイツ国営放送ARDの最新世論調査によると、SPDを労働者の代弁者と見ている人はわずか35%しかいないという結果が出た。SPD支持者においては、66%が本来の方向性を信じていた。もはや、労働者の代弁者ではないと思っている国民は59%だった。
最新の政党支持率
最新の支持率では、SPDは1ポイント増の27%で、連立与党のキリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)は、前週と変わらず41%。緑の党(die Grünen)は14%、左翼党(die Linke)は6%と安定している。
CDUのパートナー自由民主党(FDP)は4%で、このままでは議席を得ることができない。海賊党は1ポイント減の2%だった。
世論調査は、Infratest dimapが5月21日と22日の2日間、1008人の有権者を対象に調査された。
ドイツ国営放送ARDターゲスシャウ
http://www.tagesschau.de/deutschlandtrend1746.html社会民主党(SPD)のホームページ
http://www.spd.de/