ネット行動分析
ネット行動分析サービスを提供する株式会社ヴァリューズは、アンケート調査およびモニターのネット行動ログから参院選における有権者の投票行動とネット接触量の関係性を分析した。
政党別 結果概要
◆投票日前日の各政党HPのサイト訪問者数は1位:自民党、2位:共産党、3位:みんなの党で自民党は公示日と投票日に急伸した。
◆政党HPの流入元・経由情報調査では自民党は
「検索」経由 45.9%
FacebookやTwitterなどの「他サイト(広告以外)」経由 17.5%
バナー広告などの「他サイト(広告)」経由 12.0%
と3つのメディアを効果的に活用していた。特に流入数確保のため、党名や「参議院選挙」など、よく検索されるキーワード(ビッグワード)をリスティング出稿していたことがわかった。
候補者別 結果概要
◆HP・ブログ・Facebook・Twitter・動画などを集計した候補者別サイト訪問者数の日別推移では無所属の山本太郎氏(東京選挙区)が、選挙序盤と投票前日に急伸し、各メディア別の訪問者数ランキングでもFacebookで他候補者を引き離すなど、積極的なソーシャル活用の様子が見受けられた。
◆ネットのみの選挙運動で話題となった自民党の伊藤洋介氏は終盤のサイト訪問者数の伸びがみられなかった。
◆サイト接触者の年代構成比では伊藤洋介氏は若年層がメインであるのに対し、山本太郎氏は、50代以上層の接触量を確保。ホームページを中心に、若年層にはTwitter、40代にはFacebookなどのソーシャルも活用したリーチ展開をしている
投票有無によるネット接触量
今回の参院選に「投票した」ネットユーザーは政党・候補者サイト、政治関連サイトともに接触率が高く、特に20代は半数を超えていた。
政治に関心のある若者はインターネットから政党・候補者の情報を得ていることが立証されたアンケート結果となった。
株式会社ヴァリューズ プレスリリース
http://www.valuesccg.com/topics/detail/id=33