社会民主党とANO2011、キリスト教民主同盟・人民党による連立
チェコで、ミロシュ・ゼマン大統領の承認を得て、ボフスラフ・ソボトカ氏率いる中道左派の社会民主党(CSSD)と富豪のアンドレイ・バビシュ氏が創設した新党「ANO2011」、キリスト教民主同盟・人民党(KDU-CSL)の3党による連立政権が樹立した。ドイツ公共放送ARDが29日、報じた。
30日以内に信任投票
政治混乱の続くチェコでは、ルスノク暫定内閣の総辞職を受け解散した下院(定数200)の選挙が10月末に行われ、中道左派の社会民主党が第1党となった。しかし過半数には及ばず、他党との連立が必要な状況となった。
ソボトカ氏は、安定した政権を樹立するために、前政権に与していなかった全ての政党と連立交渉を続け、前回の選挙で第2党となった「ANO2011」とキリスト教民主同盟・人民党(KDU-CSL)との連立で合意した。
閣僚には、社会民主党から8人、ANO2011から6人、キリスト教民主同盟・人民党から3人が選ばれた。ANO2011のバビシュ氏が財務相に就くようだ。3党による連立政権は、200人からなる下院で111議席を保有する。今後、30日以内の信任投票を受けることとなる。
ドイツ公共放送ARD:Mitte-links regiert in Tschechien
http://www.tagesschau.de/tschechien306.htmlチェコ共和国政府ホームページ
http://www.vlada.cz/