都市計画公園・緑地に対する都民の意見を公募

東京都と都内自治体は9月20日、「都市計画公園・緑地の整備方針」改定案に対するパブリック・コメントを公募した。

「都市計画公園と緑地の整備」を効率的に推進する目的で、東京都と自治体は、平成18年に「都市計画公園・緑地の整備方針」を策定した。その後さらなる整備促進を目指して整備方針の改定に取り組んできたが、このたび改定案がまとまりをみた。

今回の意見公募は、計画的で速やかな整備の実現と、整備方針を明らかにするためのもの。意見受付期間は、平成23年9月20日から平成23年10月19日まで。募集対象者は、都内在住・在勤・在学する人。

都市整備計画の期間は平成23年～32年の10年間。整備方針は「東京における水と緑のネットワークの形成」を目指すとしている。今回の改定案では、今後10年間に優先的に整備する公園・緑地の区域の決定を行なうことと、公共事業者のみならず民間事業者との連携を深め多様な主体による整備を進めていくことが提案された。

改定案の全文は区役所本庁舎（7階 みどり公園課、3階 広聴担当課、1階 区政情報センター）、都内 特別出張所、区立図書館、都庁第二本庁舎（21階 東京都都市整備局緑地景観課）で閲覧できる。またインターネットからダウンロードすることも可能。

そこに暮らす人が豊かな気持ちになれるだけではなく、いざというときに安全な避難場所にもなる都市計画公園や緑地の整備。都民の意見を反映させた公園にすると同時に、行政意思決定過程をガラス張りにし、風通しを良くするためにも、パプリック・コメント制度を大いに利用したいものだ。