放射能健康相談.com「診察室より No.1」を公表
放射能健康相談.com は3月4日、首都圏で放射能の被曝を心配して来院した子どもたちの頚部US検査と血液検査の診断報告「診察室より No.1」を公表した。
放射能健康相談.com は、放射能から命を、健康を、守るために、医師の見地から正しい情報を発信し、必要な対策をできるように情報を共有することを目標に、「わが子の健康を守りたい親たちと、医師たちが運営」、監修医師 土井里紗、布施純郎、三田茂、賛同人肥田舜太郎医師としている。
放射線被曝との関連での検証の必要性を指摘
「診察室より No.1」では、受診者の住む地域を「A:高線量地域(柏、三郷、東葛地域周辺)」と「B:(それ以外)」に分け、年齢により「a:0歳から幼稚園」、「b:小学生」、「c:それ以上」に分け、Aa15名、Ab2名、Ac8名、Ba15名、Bb11名、Bc9名の合計60名の検査結果が報告されている。
報告によれば、頚部US検査では、特別の異状は認められなかったものの、血液検査において、Aa15名中7名、Ab2名中1名に異型リンパ球(内1名は異型リンパは無いがリンパ球数10000以上)が認められ、Bにはこうした所見はみられなかったという。
報告では、異型リンパ球陽性について、放射線被曝との関連での検証が必要であることを指摘。また、「国からも行政からも見捨てられている東京近郊の高汚染地域に住み続ける子供たちから、将来健康被害が高率に出る事を心配している」としている。

放射能健康相談.com
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