従来は兵庫県産米だけ使用のブランド
MBS(毎日放送)の報道「岩手米を“神戸ブランド米”として販売」によると、JA神戸六甲は、従来は兵庫県産の米だけを使用して販売していた「こうべ育ちオリジナル米」に、3月15日から5日間、岩手県産の米を、なんと8割も混ぜ、産地表記を国内産に変えた上で、同じブランド名で販売していたという。
消費者を欺こうとすることが被災地支援?
「こうべ育ちオリジナル米」に東北産米を混ぜて販売していることは、すでにネットで話題になっており、「こうべ育ちオリジナル米」の袋に入れて販売するのは、消費者を欺くことにつながるのではとの批判があがていた。
報道によると、JA六甲 南吉一ゼネラルマネージャーの話として
「我々のオリジナル米の袋に入れて販売することによって、もっと(被災地を)応援できると考えて、(表記も)『国内産』と書けば法律上問題ないという認識で販売した」
との言い分が紹介がされている。「我々のオリジナル米の袋に入れて販売する」ことが「応援」になるとは、だまそうとする意欲に満ちた話で、この報道が事実なら、消費者をバカにするにもほどがあると思う人も多いだろう。
報道によると、「JAでは既に5キロ入り586袋が販売済みで、申し出があれば返品に応じる」としている。

MBS NEWS 「岩手米を“神戸ブランド米”として販売」
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE120402114100554465.shtml