世論調査が、示す、サルコジ大統領の政治
フランス大統領選2012の最終決戦日、5月6日が、あと1週間に迫った今日。フランスの世論調査会社、Harris Interactiveが、4月27日の世論調査の結果を発表した。
オランド氏を10%も下回る人気
フランス大統領選、最終投票は、フランスの二大政党、国民運動連合の現職ニコラ・サルコジ大統領と野党、社会党のフランソワ・オランド氏による、一騎打ちとなった。Harris Interactiveによる世論調査によると、オランド氏が、55%、サルコジ大統領が、45%。
フランスの新聞社、Liberationによると、現職サルコジ大統領が、オランド氏を10%も下回る人気となった要因は、サルコジ政権期における、ワンマンな政治にあるという。
サルコジ大統領は、大統領の下で働く、首相をはじめとする、各大臣の業務を自ら率先して行い、自身が属する国民運動連合の声にも耳を傾けず、自ら決めた道を突き進んで来た。
首相のことすら、大統領のアシスタントとしてしか、捉えていなかったとサルコジ大統領自身認めているという。こうした今までの行いが、今回の選挙に影響しているようだ。
編集部 殿塚

Harris Interactive
Results HIFR VSD 27042012
http://www.harrisinteractive.frLiberation
La Ve République en version Sarkozy
http://www.liberation.fr