2人の未成年者が投票を妨害
ドイツのニーダーザクセン州で2013年1月20日に州議会選挙が実施される。ニーダーザクセン州の海賊党(Piratenpartei)は、いまだにトップ候補者が決まっていない状況である。ヴェルト誌オンライン版が22日、報じた。
週末に行われた州の党大会は、何の結果も得られないまま終わった。まず、変更された選挙手続きのために、候補者選びの選挙が土曜日から日曜日へと延期された。その後、日曜日に行われた選挙は、2人の未成年者が承認されたため、投票が無効とされた。
結局、夜の9時になってもトップ候補者は決まらなかった。今回の投票は4月に続き、2回目である。当時は、選挙権をもっていない他の欧州連合加盟国の市民が投票したために無効となった経緯がある。
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海賊党ホームページ海賊党の支持率は7%
また、ヴォルフェンビュッテルで行われた党大会は、ジャーナリストによる写真撮影やインタビュー禁止などの制限事項があり、不満が生まれていた。このメディアの制限には、ドイツジャーナリスト協会とベルリンの海賊党からも批判された。
世論調査機関YouGovによる19日に行われた最新の調査の結果、海賊党は7%の支持率である。トップは社会民主党(SPD)で35%、続いてキリスト教民主同盟(CDU)で31%。自由民主党(FDP)はわずか4%、緑の党(Die Grünen)は14%である。
前回の2008年の選挙では、CDUが42.5%、SPDは30.3%、FDPは8.2%、緑の党は8%を獲得した。

ヴェルト誌(Welt Online)
http://www.welt.de/politik/deutschland/article108358065/