長崎知事選、民主推薦候補が敗れる

任期満了に伴う長崎県知事選は２１日投開票され、前副知事の中村法道さん（５９）が前農水省改革推進室長の橋本剛さん（４０）民主・社民・国民推薦、元参院議員の大仁田厚さん（５２）らを大差で破って初当選した。


民主党の小沢幹事長を巡る資金管理団体「陸山会」の問題があり、「政治とカネ」が有権者の批判票になったともいわれる。ただ、沖縄の米軍基地移設の伴う代替地として、長崎県大村市の海上自衛隊大村航空基地が候補に挙がったことへの反発だとの見方もある。


選挙結果について自民党の大島幹事長は「民主党の不正なカネ、違法な処理に国民は怒っている。知事選の選択の一票に怒りの声が示されていた」と「政治とカネ」の問題を追及する姿勢を示した。一方、民主党内では小沢幹事長の求心力低下は避けられないとの声は強い。