出馬表明後から"つぶやき"
11月30日、広島県の湯崎英彦新知事(44)が初登庁した。4期16年という“長期政権”だった前知事のあとを受けた広島県の新リーダーも今話題の「Twitter」のユーザー。知事としての“つぶやき初め”は職員に対する訓示の紹介だった。
新人5人の争いとなった広島県知事選挙は11月8日に投票が行われ、湯崎知事が初当選した。
通産官僚や通信会社の役員の経験を持ち、広島県知事選への出馬を表明した9月に“つぶやき”を始めた。もちろん、選挙期間中は更新を停止し、一夜明けた翌朝に当選報告。その後も、知事に就任するまで生活ぶりや意気込みなどを綴ってきた。
いよいよ職務開始 注目の第一声は
そして湯崎県政スタートの11月30日。広島市長などへのあいさつ回りの途中で第一声をつぶやいた。
「今日からいよいよ知事としての職務が始まりました。県民起点の行政、現場主義、予算主義から成果主義への転換を職員に対し訓示しました。今は広島市長から始まって皆さんへのご挨拶回りの途中です。」
新たな情報発信の手段を活用する姿は、これまでの知事像からの転換を印象づけた。
だが、映画「崖の上のポニョ」の舞台になった鞆の浦の埋め立て訴訟など、難題は山積。若きリーダーが県民をどこへ導こうとするのか。“つぶやき”にも厳しい視線が注がれることになりそうだ。
湯崎英彦知事のTwitter(yuzakihide)