中国人船長釈放は「政治的な判断」、片山総務相

沖縄県の尖閣諸島沖で海上保安庁の巡視船と中国国籍の漁船が衝突した事件で、那覇地検が逮捕された中国人船長を処分保留のまま保釈した件について、片山善博総務相は記者会見で次のように言及しました。

[画像は中国漁船衝突事件について答える仙谷官房長官]
時事ドットコムによるとと、広い意味で検察も政府の一員であると説明したうえで、中国人船長を処分保留のまま釈放としたのは政治的な判断があったと言及しました。

菅首相と仙谷官房長官がやっきになって検察独自の判断と言及しているとは認識のずれがあり、早くも今後の火種となりそうです。今回の事件で自民党の批判は元より、対外的にも批判の対象となるのは目に見えており、民主党は今後釈明に追われることになります。



時事ドットコム「政府全体の政治的判断＝中国人船長釈放で−片山総務相」
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010092500167

民主党「【今日の官邸】仙谷官房長官会見」
http://www.dpj.or.jp/news/?num=18903