インフルエンザの流行状況を役所HPでチェック
長野県にある須坂市、小布施町、高山村の須高地域を主な対象とした、『須高地域インフルエンザ発生情報』が、同市町村のHPなどから発信されている。
これは、須高管内の幼稚園・保育園・小中高校の欠席者数や、学級閉鎖情報が毎日載せられるもので、ネットによって地域のインフルエンザ流行状況が把握できる、ユニークな試みと言えそうだ。
中身はリアルな数値
発生情報を見てみると、まず長野県全体の感染症発生動向調査から、1月24日より30日の間における、インフルエンザの定点あたり患者数が31.89となったことを挙げ、2月1日に『インフルエンザ警報』が発令されたと説明がなされる。
そして須坂市、小布施町、高山村におけるインフルエンザの欠席者数を、1月17日までさかのぼって掲載。17日時点では、3市町村合わせて76名だった欠席者が、2日後には121名となり、1月24日には141名に上った。
それからはやや減少するものの、28日に135名を記録。警報が発令された2月1日は96名であった。この間、小布施町では28日19名、31日6名となり、2月3日現在では2名と、欠席者が順調に減少していることが伺えた。反面、須坂市と高山村では一進一退の状況が続いている。
また学級閉鎖情報では、5か所の保育園や小中学校の閉鎖期間が載せられた。インターネットを使った、新しい保健衛生の取り組みに期待したい。
編集部 宗近 明

長野県須坂市ホームページ:
『須高地域インフルエンザ発生情報』
http://www.city.suzaka.nagano.jp/contents/event/event.php?p=x&id=5371&joho=oshi