民間ではすでに始まった国民による政策提案
12月2日、政府は国民からムダの指摘や政策の提案をインターネットや郵送で受け付ける窓口「ハトミミ.com」の設置を決めた。一方、民間ではすでに国民主役の政策作りを実現させようと活動が始まっている。
今年7月に官僚のOBや元議員の政策秘書などの有志が開設し
た「パクト・ドットジェイピー」が注目を集めている。
「パクト」とはフランスで始まった有権者が希望する政策の実
現を政治家に約束してもらうという活動で、フランス語では契
約書を意味する。
子宮頸がん対策の充実などが高支持
このサイトはインターネットを通じて国民参加型の政策作りの実現を目指している。有権者の立場で政策を提言できるだけでなく、すでに提案されている提言に賛同する場合は「投票」で意思表示できる。現在、200以上の政策が提案され、中でも「子宮頸がん対策の充実」や「ネット選挙解禁」などが多くの賛同を得ている。
高い支持を得た政策はサイトの運営者が実現するよう、政党や
政治家に申し入れるという。
民主党、国民新党、新党日本、公明党が申し入れに対して「真摯に受け止め参考にする」と表明、活動の趣旨に賛同している。
「パクト・ドットジェイピー」