岩崎茂統合幕僚長とデンプシー統合参謀本部議長が会談
アメリカと日本が、アジアのミサイル防衛システムの拡張の可能性について協議したことを23日、米軍制服組トップのマーティン・デンプシー統合参謀本部議長がウォール・ストリート・ジャーナルに明かした。ヴェルト誌オンライン版が24日、報じた。
報告によると、ワシントンは日本南部に、北朝鮮からの脅威に対処するために、「早期警戒レーダーシステムの配備」について検討しているようだ。同様のシステムは、すでに航空自衛隊車力(しゃりき) 基地(青森県つがる市)に設置されている。
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Martin Dempsey/Secretary of Defenseデンプシー氏と自衛官の最高位者である岩崎茂統合幕僚長の会談は、ペンタゴンで行われた。今回の会談で、最終決定はまだくだされていない。
北京は事前に両国の会談情報を得ており、ビクトリア・ヌーランド国務省報道官は、
「ミサイル防衛システムは中国に向けたものではない。」
とコメントしている。
米国務省、竹島問題の「平和的な解決を」要求
また、アメリカ国務省は同日、野田首相の親書をめぐる日本と韓国のやりとりについて不快感を示した。ツァイト誌オンライン版が24日、報じた。
ヌーランド国務省報道官は、
「日本も韓国もアメリカにとって、重要かつ貴重な同盟国である。両国の論争は、われわれにとって不愉快だ。」
と述べた。
このメッセージは日韓両国に向けられたもので、さらに、対話を通じて平和的に問題を解決することを要求した。

ヴェルト誌(Welt Online)
http://www.welt.de/newsticker/article108768024/ツァイト誌(Zeit Online)
http://www.zeit.de/news/2012-08/24/