民主党政権の閣僚による初めての参拝
8月15日の終戦記念日に東京・九段北の靖国神社を2人の閣僚が参拝したことで、中国の強い批判を引き起こしたと、独テレビ局N24が15日、報じた。
中国の外務省は、
「日本は、帝国主義の侵略という歴史を認識し、中国などアジアの犠牲者の感情を尊重しているのかが疑われる。」
また、
「日本政府は、日中関係を維持するために具体的な措置を取るべきだった」
とコメント。
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wikipediaより/Lover of Romance靖国神社を参拝したのは、羽田雄一郎国土交通相と松原仁拉致問題担当相である。2009年の民主党政権発足以来、民主党の閣僚による終戦記念日の参拝は初めてである。
靖国神社には、幕末・明治維新から太平洋戦争での戦没者約250万人が祀られており、太平洋戦争のA級戦犯14人も合祀(ごうし)されている。
日本政府の閣僚の靖国参拝に対し、過去に繰り返し、中国や韓国から批判の声が挙がっていた。
日韓関係
日中・日韓関係の緊張が高まってきている。日本政府は11日、韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が日本の中止要請を無視して竹島を訪問したことを受け、対抗措置として竹島の領有権問題を国際司法裁判所に提訴することを表明。
また、李明博(イ・ミョンバク)大統領が14日、
「独立運動家への謝罪を天皇訪韓の条件」だとする発言をしたことで、日韓関係の展望はまったく見通せなくなった。
日中関係
日中の領土問題では、読売新聞の情報によると、尖閣諸島(沖縄県石垣市)に向け香港から出港した民間団体「保釣行動委員会」の船が15日夕、尖閣から約100メートルに到達し、その後、活動家7人が泳いで魚釣島に上陸したようだ。
先行して同島に上陸していた沖縄県警は、入管難民法違反容疑で活動家ら5人を逮捕したようだ。

独テレビ局N24
http://www.n24.de/news/newsitem_8141438.html読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120815-00000815-yom-soci