現職ルッテ首相の属する自由民主党(VVD)が41議席
オランダで、12日、下院の総選挙(150議席)が行われた。即日開票の結果、ルッテ首相の属する自由民主党(VVD)が41議席、労働党(PvdA)が37議席を確保した。
(Photo:Zicht op R'dam vanaf de SS Rotterdam
by
d_vdm)
労働党と連立か?
自由民主党と労働党は、欧州連合(EU)を支持しており、連立を組むことに同意している。両党が、連立を組むことになれば、150議席中、78議席を獲得し過半数以上となる。
フランス通信(AFP)によると、自由民主党のUri Rosenthal外務相は、今回の結果は、オランダが極右ではないことを証明し、これからも欧州連合のメンバーとしてやっていくということを示したと述べた。
欧州連合からの離脱を訴えてきた自由党(PVV)は、15議席に留まり、前回の選挙と比べ9議席減少した。
ヨーロッパ諸国は、ここ数年で次々と国債の格付けを落としており、欧州連合のあり方が問われてきた。「AAA」ランクを維持するオランダが、欧州連合を支持したことの意味合いは大きい。
編集部 殿塚

AFP
Europe wins Netherlands vote, extremism loses
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