チャベス大統領54%、カプリレス氏45%
7日に投開票が行われたベネズエラの大統領選で、現職のウゴ・チャベス大統領(58)が当選し、4選を果たした。
選挙管理委員会の発表によると、開票率90%の段階で、チャベス大統領が54%の得票率。挑戦者である野党統一候補のエンリケ・カプリレス・ラドンスキー前ミランダ州知事(40)は約45%だった。
投票率は80%以上という記録を達成。
カプリレス氏は、公式結果の発表後、チャベス大統領を祝福し、600万人の支持者に感謝した。氏は、敗北を認めた上で、今後も野党のトップとして信念を貫いていくという。
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by www_ukberri_net大統領当選も健康上の問題が…
チャベス大統領は、社会主義を深めていくと発表。とりわけ、国民協議会を強化し、現在、野党の重要な砦である市長職や知事職の権限をなくしていくという。
今後の懸念はチャベス大統領が抱える健康問題と、中国の需要に依存する石油価格である。11年6月にがん摘出を告白。12年2月には再発して再手術を受けた。選挙中には、疲労こんぱいした様子でむくんでいるように見えた。
大統領の任期は2013年1月10日から6年である。チャベス氏が勝利後も以前のように政務できるかどうかが今後の大きな問題の一つになるだろう。
ヴェルト紙(Welt Online)
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