独中、国交樹立40周年
ドイツのギド・ヴェスターヴェレ外相が、11日、3日間の予定で中国を訪問した。今回の訪問の目的は、ドイツと中国の間の「戦略的パートナーシップ」を強化するためと、国交樹立40周年の記念式典への参加である。
さらに、シリアのような国際的危機やイランと北朝鮮の核問題についても話し合う予定である。ハンブルガー・アーベントブラット紙が11日、報じた。
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Guido Westerwelle/by dirk@vorderstrasse.de相互が合意する平和的解決を
また、ヴェスターヴェレ外相は、ドイツ政府が日中間で領有権を争っている尖閣諸島問題について憂慮していることを言及。領土紛争の平和的解決を促し、両国の緊張が、他方面でも重くのしかかっていることを指摘した。
その例として、9日から東京で開かれている国際通貨基金(IMF)と世界銀行の年次総会に中国人民銀行(中央銀行)の周小川総裁と謝旭人財政相が欠席したことを挙げた。
ヴェスターヴェレ外相は、中国の楊潔チ外相との会談後、
「ドイツは、この問題を冷静に考え、相互の合意によって解決につながる全ての措置を歓迎する。」
とコメントした。

ハンブルガー・アーベントブラット紙(ハンブルク夕刊新聞:HAMBURGER ABENDBLATT)
http://www.abendblatt.de/politik/ausland/