来年1月22日の総選挙に向けて
イスラエルの総選挙まで2か月を切り、ツィッピー・リヴニ前外相(54)が政界への復帰と同時に新党の結成を発表した。derStandard.atが27日、報じた。
イスラエル国会は16日に解散し、2013年1月22日の総選挙実施を決めた。
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Tzipi Livni/by World Economic Forumリヴニ氏は、2008年から2012年まで中道主義を掲げるシオニスト政党・カディマ党の党首を務めたが、2012年3月、党首選で敗北、同5月、議員を辞職。
リヴニ氏は、27日、テルアビブで記者会見し、
「私は、イスラエルの安全と平和のために闘うために戻ってきた」
と語った。氏は、中道左派の新党「Hatnua(動き、運動の意)」の党首として出馬する予定である。
世論調査ではリクード党
最近の世論調査ではネタニヤフ首相が率いるリクード党が支持を集めている。テルアビブ大学の調査によると、57%がネタニヤフ首相を首相のポストに最適な人物だとみなしている結果が出た。
また、世論調査によると、リヴニ氏の新党は約10議席を得る可能性があるという。彼女の新党に誰が参加するのかは不明だが、おそらく、カディマ党のメンバーの一部が参加すると推測されている。
一方で、イスラエルの元首相で現在の国防相、エフード・バラク氏(70)は26日、テルアビブの国防省で記者会見し、総選挙に出馬せず政界を引退すると発表した。

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