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第2次安倍内閣ネット選挙力リサーチ Vol.3

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第2次安倍内閣ネット選挙力リサーチ Vol.3

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財務大臣と副大臣・政務官
第2次安倍内閣を紹介する連載第3回目は、安倍総理の右腕と言われる財務・金融を担当する麻生氏を筆頭に、財務副大臣、政務官を取り上げる。

麻生太郎
加えて、麻生氏が兼任している金融大臣は、正式には内閣府特命担当大臣(金融)であり、金融庁は内閣府の外局。大臣の他に金融担当の内閣府副大臣および大臣政務官が置かれ、さらに金融庁長官もいる。

では、財務大臣と財務副大臣・政務官の5氏のインターネットにおける発信力をレポートしよう。

※内閣府の金融担当副大臣・政務官は別稿でまとめる予定。

副総理・財務大臣 麻生太郎氏のネット発信
副総理兼財務大臣、金融担当大臣、デフレ脱却・円高対策担当大臣である、自民党の麻生太郎(あそうたろう)氏は、1940年生まれで、福岡8区選出の衆議院議員(11期)。第92代総理大臣である他、総務大臣や外務大臣なども歴任している。

麻生氏のネットでの発信は公式サイトのみ。ツイッターには「麻生太郎」で登録されているアカウントが数多く存在するが、麻生氏本人のものはない。事務所名のアカウントが開設されており、今後も個人での予定がないことをツイートしている。

麻生太郎
公式サイトのトップページは、メニューバーと最新の更新情報が掲載されているのみで、シンプルなつくりである。主なコンテンツは、基本情報の他、「講演・論文」「我が選挙区」「活動報告」「出版物」「記者会見」「きょうたろう」など。

しかしながらコンテンツのうち、この1年の更新は日記としている「きょうたろう」のみ。週一回程度の更新で、記事の内容は例会挨拶の要旨となっている。

最新記事は昨年12月27日の例会挨拶。これは、自民党の派閥の一つである麻生派の「為公会(いこうかい)」の定例会において、会長である麻生氏が挨拶したものだ。つまり、政治姿勢を見ることはできるが、有権者へのメッセージ性としては考えにくい。

ちなみに麻生氏は、高祖父に大久保利通、祖父に吉田茂元総理、岳父に鈴木善幸元総理などの著名政治家が並ぶ政治家一族。さらに寛仁親王妃信子様は麻生氏の実妹である。

財務副大臣 小渕優子氏のネット発信
財務副大臣、自民党の小渕優子(おぶちゆうこ)氏は、1973年生まれで、群馬5区選出の衆議院議員(5期)。父である小渕恵三氏の総理秘書を務め、初当選2008年の麻生内閣においては、少子化対策大臣・男女共同参画担当大臣を務めている。

小渕氏のネットでの発信は、公式サイトとブログがある。

麻生太郎
公式サイトには「21世紀にチャレンジ 新時代の活力ある社会づくりを目指して」とのキャッチフレーズ。小渕氏自身のポートレートが目立つ位置に配置していないのも特徴的なことと言えるだろう。政治家のサイト、特に女性は、ポスターのように自身の写真と名前を目立たせるものの方が多いからである。

サイトのコンテンツの中心は、「国会・党関連」「地元関連」「地方関連」などにカテゴライズされている活動報告。写真に簡単なコメントで月1回程度の更新となっており、事務的な内容となっている。

他に、オフィシャルブログ「オブログ」が開設されているが、こちらも更新は多いとは言えない。最新の記事が昨年の選挙前の12月3日の決意表明のみ、その前は7月までさかのぼるので、ネット発信の積極性は乏しいと言わざるを得ない。

ちなみに小渕氏も、前述の小渕恵三元総理を父に、さらに祖父や伯父も政治家である3世議員。

財務副大臣 山口俊一氏のネット発信
もう一人の財務副大臣、自民党の山口俊一(やまぐちしゅんいち)氏は1950年生まれで、徳島2区選出の衆議院議員(8期)。大学卒業後すぐに政治家を目指し、1975年に徳島県議に史上最年少で初当選、4期務め、1990年に衆議院に初当選、国政への転身を果たした。

2008年の麻生内閣では、内閣総理大臣補佐官を務めている。

山口氏のネットでの発信は、公式サイトが中心のようだ。ウェブサービスの大手であるアメーバに開設されているブログにはまだ投稿がなく、メールマガジンの発行も書かれているものの、執筆時において、バックナンバーなどの閲覧ができず、現状は未確認である。

麻生太郎
公式サイトには「変える。」の文字。クリックすると、山口氏の決意表明を読むことができる。

その他のコンテンツでは、先月はじめに「私の政策」「私の活動」が更新されている。活動は、写真のみの掲載で、事務的な印象。一方の政策は、選挙前の更新であり、副大臣となってからの記事はまだない。

財務大臣政務官 伊東良孝氏のネット発信
財務大臣政務官、自民党の伊東良孝(いとうよしたか)氏は1948年生まれで、北海道7区選出の衆議院議員(2期)。釧路市議3期、北海道議(2期)、釧路市長2期を経て、2009年に衆議院に初当選、国政に転身した。

伊東氏のネットでの発信は、公式サイトと、同サイト内に開設されているブログが中心。

麻生太郎
公式サイトは、写真と簡単なコメントでつづった「活動報告」、委員会の動画をアップした「よしたかTV」などがあるが、更新頻度は多くはない。

一方ブログの方は、「郷土に光を 釧根新時代」と掲げており、週に1〜2回更新されているが、告知などが中心であり、記事は月1回程度のようだ。内容からは、ネットにおける発信に熱心さを感じることは難しい。

財務大臣政務官 竹内譲氏のネット発信
もう一人の財務大臣政務官、公明党の竹内譲(たけうちゆずる)氏は1958年生まれで、比例京都ブロック選出の衆議院議員(3期)。京都市議を2期務めた後、1993年に衆議院に初当選し、国政に転身した。

竹内氏のネットでの発信は、「竹内総合研究所」と題する公式サイトと、ツイッターがある。

麻生太郎
公式サイトは、基本情報の他は、新聞などのメディアの記事転載である「議会報告」「主張・提言」、写真と簡単なコメントを添えた「活動報告」、さらに最近の更新はないようであるが、主張をつづった「政治の焦点」などがある。

しかし、更新が少ない上、メッセージ性の見られる記事は最近ではほとんどない。発信に関してはツイッターの方に重点を置いているようだ。

ツイッターは、フォロワー数が約3200人、ほぼ毎日ツイートしており、リアルタイムな活動状況を垣間見ることができる。残念ながら、フォロワーとのコミュニケーションはないようだが、折に触れて、政治的課題や時事問題などもつぶやいている。


(ライター 大久保ゆか)


外部リンク

麻生太郎オフィシャルサイト
http://www.aso-taro.jp/

小渕優子オフィシャルサイト
http://www.obuchiyuko.com/
小渕優子オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/obuchiyuko/

山口俊一のホームページ
http://www.yamashun.jp/

伊東よしたか(公式サイト)
http://www.ito-yoshitaka.jp/
伊東よしたかオフィシャルブログ(上記サイト内)
http://ito-yoshitaka.jp/blog/

竹内総合研究所(竹内ゆずる公式サイト)
http://www.kid97.co.jp/takeuchi/
竹内譲 ツイッター
https://twitter.com/takeuchi_yuzuru

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