衆議院議員ネット選挙力リサーチ 東北ブロックVol.2

東北ブロックの議員を紹介する第2回目は、1949・50年生まれの団塊の世代3名。自民党から金田勝年氏、遠藤利明氏、民主党から吉田和泉氏を取り上げる。当選回数はそれぞれ異なるが、全員副大臣経験者でもある。

では、3氏のインターネットにおける発信力をレポートしよう。

金田勝年（かねだかつとし）氏は、1949年生まれで、秋田2区選出の衆議院議員（2期/参議院2期）。大蔵省に勤務、主計官を務めた後に退官、1995年に参議院に出馬し、政治家に転身した。第3次小泉内閣では外務副大臣に就任している。現在は、衆議院の財務金融委員会委員長。

金田氏のネットでの発信は、公式サイトと同サイト内に開設しているブログがある。

公式サイトのコンテンツのうち、「新かつとしコラム」と広報紙などをアップした「トピックス」があるが、昨年12月の選挙公示前を最後に更新がとまっており、現時点では新しい情報はない。

さらに残念なことに、その他のコンテンツに関しては、2年以上更新のないものも目立つ。今後の充実を期待するしかないようだ。

遠藤利明（えんどうとしあき）氏は、1950年生まれで、山形1区選出の衆議院議員（6期）。衆議院議員秘書を経て山形県議を2期、1993年に衆議院選挙において初当選し、国政に進出した。第一次阿部内閣では文部科学副大臣を務めている。現在は、党の教育再生実行本部長。

遠藤氏のネットでの発信は、公式サイトと同サイト内に開設しているブログ、フェイスブックがある。

遠藤氏の公式サイトのコンテンツは、「ご挨拶」「ブログ」「政策」に基本情報となっており、シンプルな作り。他にトップページに、遠藤氏が活動しているボランティアグループの報告や動画ページのバナーなども貼られている。

「ご挨拶」は、月1〜2回ペースで更新されており、活動報告や時事問題、政治的課題に対する提言など、メッセージ性のある内容を丁寧につづっている印象。さらにブログで、写真を加えた活動報告や告知などをして情報の補填をしている。

サイトの方も丁寧な発信という印象があるが、ネットにおける発信という点では、特にフェイスブックに重心をおいているように見える。記事が連日のようにアップがあり、写真を中心に、刻々と活動を報告していて、興味深い。

吉田泉（よしだいずみ）氏は、1949年生まれで、比例東北ブロック選出の衆議院議員（4期）。石川島播磨重工勤務から家業の根本園茶舗をついだ後、1996年にいわき市議となった（1期）。

衆議院初当選は2003年、先の野田政権では、復興副大臣を務めている。

吉田氏のネットでの発信は、公式サイトとブログがある。

吉田氏は、公式サイトの「メッセージ」や「活動」においてまたブログ「国会だより」において、活動報告や決意表明、提言などの発信の場を設けているが、いずれも更新回数が滞りがちであり、多くの情報を得ることは難しい。

多くのコンテンツが昨年11月以前のものであるが、唯一ブログのみが今月にはいって最新記事を更新している。その内容は、「冬ナクバ春ナシニ」。しかし新しい決意表明というよりも、選挙や震災復興に関する総括の印象も強いのが残念である。

（ライター 大久保ゆか）




かねた勝年のサイト
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新かつとしコラム（上記サイト内ブログ）
http://www.kaneda-k.com/k-column/

えんどう利明オフィシャルサイト
http://e-toshiaki.jp/
えんどう利明ブログ（上記サイト内）
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えんどう利明＠山形 フェイスブック
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吉田泉（公式サイト）
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吉田和泉の国会だより（ブログ）
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